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《崎ファミリー 倦怠期について》

託生「倦怠期?」

一颯「うん。父さんと母さんはあったかなって。一ヶ月、三ヶ月、半年」

大樹「一年、三年、五年?」

咲未「日本の歌で、三年目の浮気とか五年目の破局ってなかったかしら?」

一颯「お………おい、咲未」

託生「うーん、ギイ、あったっけ?」

ギイ「ない」

一颯「全然、これっぽっちも?」

ギイ「あぁ」

一颯「じゃ、一ヶ月目は?」

ギイ「やっと託生が慣れてくれた頃だったからな。ゴールデンウィークもあったし」

託生「ギイが初めて電話してくれたんだよね」

大樹「三ヶ月目は、どうだったんですか?」

ギイ「そりゃ、もう、幸せの絶頂期……いてっ」

託生「余計なこと言うな!」

咲未「半年目は?」

ギイ「二学期に入った頃だろ?やっと夏休みが終わって日本に帰れたからな。倦怠期どころじゃない………託生?」

託生「ぼくは、ギイがよくわからなくなってたよ」

ギイ「なんで?!オレ、なにかしたか?!」

託生「ピンクのカリフラワー………」

ギイ「…………あぁ」

咲未「二人で、カリフラワー食べたの?」

ギイ「いや、こっちの話」

大樹「では、一年目は?」

託生「………色々と大変だったよね?」

ギイ「巻き込んで、悪かったな」

託生「だから、同じ荷物を………!」

ギイ「あぁ、愛してるよ、託生」

託生「ギイ………」

咲未「ラブラブ、始まっちゃったね」

大樹「お約束のようにな」

一颯「三年目と五年目を聞いたって、仕方がないような気がする」

大樹「あぁ、ちょうど新婚のときだろうし」

咲未「じゃ、今よりもずっとラブラブだったのよね?」

大樹「………今よりも」

一颯「………ラブラブ」

大樹・一颯「……………」

ギイ「いや、あのときから変わらずラブラブだ」

託生「ギイ!」

大樹「こんな両親ですが」

一颯「呆れず見守ってあげてください」

咲未「Green Houseも、よろしくね♪」

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