小話ついったー

短文問題集・お題 (1/3)
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2014年03月27日(木)
「このまま溺れて」でgreenhouse_rikaの140字文はいかがですか? shindanmaker.com/439490
あー、これならいけるかな。Reset風味で。


一筋の光さえも届かない海の底。命がけで求めたたった一つの恋も、オレには過ぎた望みだったようだ。行かないでくれの一言を奥歯を噛みしめ堪え見送った後ろ姿が、何度も残像のように目の前を横切っていく。この苦しみから抜け出せるのなら、このまま溺れて胸の鼓動が止まるのも悪くはないな。


2014年03月20日(木)
りかに問題です。「部長」「新聞」「宴会」の3つの言葉を含め、6ツイート以内でニュースの原稿を書きなさい。 shindanmaker.com/5279
さっきの結婚式の挨拶は論外だけど、これならなんとか;

十九日夜、Fグループ日本支社にて、副社長を囲んでの懇親会という名の宴会が盛大に開かれました。
宴会部長の挨拶もそこそこに、ギラギラと目を光らせた女性社員、そして顔を覚えてもらおうと躍起になっている男性社員がひしめく宴会場ではありましたが、
副社長は料理長が腕を振るった和食を堪能し舌鼓を打っていたようです。
その後、アタックしようと待ち構えている女性社員達をひらりとかわして副社長は携帯を片手に姿を消し、阿鼻叫喚の混乱の中、部屋の隅で第二秘書が女性社員を口説いていたとかいないとか。
なお、この宴会の様子は社外秘なので口外は厳禁です。
【Fグループ日本支社広報部発行 社内新聞】


2013年03月26日(火)
「返却完了っと」
早朝のレンタルショップで、借りていたDVDを返却ボックスの中に放り込んだ。
ただいま午前6時。
普段なら、まだまだベッドの中にいるはずだけど、眠れなかったのだ。
「婚約間近なんだ………」
昨日、仕事帰りに寄ったコンビニで買った雑誌に書いてあった。
ギイと、どこぞのご令嬢が婚約間近だって。
Fグループの次期総帥。だったら、結婚して跡取りを作ることが、周りから期待されているはずだし、それがギイの義務だろう。
ご丁寧に載っていた写真を見る限り、お似合いじゃないか。
そう頷きながら買い込んだビールを飲んだはずなのに………これだけ飲めば、普段のぼくなら起き上がることも無理なはずなのに、この朝の空気に触れたとたん冷めてしまった。
「こんなこと想定ないだろ、葉山託生?」
卒業式の夜。ゼロ番で別れたんだ。もう、なんの繋がりもない。
一昔前に終わった恋なんだ。
残骸が心の中を占めているぼくとは違い、ギイは、もう新しい人生を送っているはず。
自分で自分を納得させて、人気のない店の前をターンし元来た道を戻ろうとしたぼくの前に、いつのまにか桜井さんが立っていた。
「え、桜井さん?おはようございます」
「おはようございます。託生さん、お早いですね」
首にタオルを巻いた桜井さんは、ジョギングの途中だったと見える。
「桜井さんこそ、いつもの公園じゃないんですね」
「あー、毎日同じコースだと飽きてしまうんですよ」
苦笑しつつ説明した桜井さんに、同意して頷いた。
「お帰りですか?」
「はい。早く起きすぎただけなんで」
「じゃあ、私もご一緒させていただいていいですか?」
「かまいませんけど……ジョギングはいいんですか?」
「実は、もう充分走ってるんで、そろそろ帰ろうかと思ってたんです」
にこりと笑った桜井さんに、
「じゃ、帰りましょうか」
と答えて、元来た道に足を向けた。
ギイの歩いている道とは違う、ぼくの道。
交わることなんて、たぶんこの先ないだろうけど、君の歩く道をずっと見ていていいだろうか。
君の隣に、ぼくの知らない誰かが歩くことになったとしても。

久しぶりの恋愛お題ったーでした。
greenhouse_rikaさんは、「早朝のレンタルショップ」で登場人物が「さめる」、「ビール」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai bit.ly/d2DNCR


2012年10月06日(土)
オレの心は、底なし沼に沈んだかのように、動けなくなっていた。
こんな子供に、媚びへつらい、ご機嫌を取る大人達。
将来へのメリットを考え、友人顔して近づく同世代のヤツら。
そして、崎家の御曹司だと一挙一動が注目され、オレはオレでなくなっていた。
マリオネットのように自分を操りながら、本当のオレは冷たい沼の底で自分を守るように動くことも出来ず、小さく小さく存在感を消していた。
音がした―――。
キラキラと輝き、優しく包み込むような、音。
そろそろと目を開ける。
遥か向こうに小さな光が見えた。
近づきたいと、触れてみたいと思った。
丸めていた体を起こし立ち上がる。
オレがオレ自身を取り戻すために必要な、音と光。
どれだけ時間がかかっても、絶対に手に入れなければいけないのだと、オレの本能が訴えかけていた。
そうして動き出した、オレの心。
それが、オレとお前との始まり。

「音」「冷たい」「動く」を使って感動する短文を作りなさい。 #voitekatyan http://t.co/c5px2KtY
短文問題集でした。


2012年09月24日(月)
greenhouse_rikaさんは、「朝の浴室」で登場人物が「夢中になる」、「誕生日」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/O5QGsdt3
ちょっと長くなっちゃったけど、朝言ってたお題を改めて。

「あのさ、ギイ」
「んー?」
「いったい朝っぱらから、なにやってるのさ?」
朝の浴室で泡だらけになっているギイに、話しかけた。
「だって、今日、託生の誕生日だろ?」
「そうだけど……」
「麓に降りてデートしに行くんだろ?」
「そうだけど……」
「だから、今しか時間がないんだ」
言いながら機嫌良さそうに、しゃかしゃかと隅から隅まで風呂掃除に夢中になるギイに、本気で首を傾げた。
誕生日だから風呂掃除?
ギイの思考回路がわからない。
「よっし、終了。託生、準備はできてるか?」
「うん、できてるよ」
いつでも、出かけられるように。ギイが誘ってくれたんだから。
「5分で準備するから、待っててくれ」
結局、ギイは5分もかからず仕度を終わらせ、ぼく達は予定通り外出したのであった。
夕食まで済ませ、寮に戻ったのは門限の少し前。
部屋に戻るなり、ギイはバスルームに直行してお湯を溜め、
「託生、風呂に入ろう」
ぼくの返事を聞く間もなく服を脱がせ、ぼくを風呂に放り込んだ。
「どうだ?」
「いい匂いだけど、不思議な匂い。入浴剤?」
「バスボム。ラベンダーとイランイランの」
「へぇ」
ラベンダーの名前は聞いたことあるけど、イランイランってなに?
「これを入れるために、朝っぱらからお風呂掃除をしてたの?」
「んー、17歳になった託生を綺麗な風呂場で綺麗にして、いただこうか、と」
ニヤリと笑い口唇を覆ったギイを押しのけようとしたのだけれど、鼻腔をつく香りが頭をくらくらさせ、ギイの思うままに翻弄されられ気付けば真夜中のベッドの中。
その後、イランイランの香りに催淫効果があることを知ったぼくは、ギイが持っていた全ての入浴剤を押収した。
しかし、全てイランイランが混じっているこの入浴剤、どうしよう……。


2012年09月18日(火)
「裏切り者」
1ヶ月ぶりに来日してきたギイが、ムッとした表情で拗ねた。
朝から大学の講義で、ギイがぼくの大学に来るにも、ぼくが空港に行くにも、時間的に中途半端で、
「部屋で待ってて」
と言ったぼくに、
「1秒でも早く会いたいから」
と、時間のロスがないようにギイが指示した昼の公園で、顔を合わせたときのことだ。
「別に裏切ってなんかないだろ?」
そうだよ。あれは、偶然だ。
「でも、オレ抜きだったろ?あーあ、託生が裏切るとは」
ここに来る前に、章三にでも話を聞いたのだろう。
だからと言って、まさかこう拗ねられるとは。
「けど、アメリカって、よくBBQパーティするんじゃないの?」
「BBQと焼肉を一緒にするな」
腕を組んでふんぞり返るギイに呆れて溜息が出た。
たまたま上京している祠堂のみんなと焼肉を食べに行ったからって、どうしてここまで拗ねられるのか不思議だよ。
「……はぁ。じゃ、今から焼肉食べに行く?」
「行く!」
とたん、不機嫌な表情を一変させ、ギイが破顔した。
「でも、ぼく、そんなにお金持ってないけど」
「デート資金はオレに任せろ」
「……ギイ。焼肉を食べたいだけ?」
胸を叩いて断言するギイに、いつもなら何も考えずに甘えるところなのだけど、なんだろう。なんとなく、下心が見える。
「焼肉と言えば、薬味はニンニクだろ?ニンニクと言えば精力……て−ーっ!」
「ニンニク臭いキスは嫌いだから」
言い置いて歩き出したぼくの横に並んで、
「ニンニク美味しいのにな」
ブツブツ呟くギイを横目で見ながら、二人とも食べれば匂いなんて気にならないけどと、クスリと笑った。

greenhouse_rikaさんは、「昼の公園」で登場人物が「裏切る」、「焼肉」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/0eltBoQb
なんとかしようとして考えたら、こういうのになりました。


2012年09月14日(金)
ぼく達が着いたときには、すでに真行寺の姿は見えず、高層ビルのどこかから大きい声が漏れ聞こえるだけだった。
「三洲、大丈夫か?」
「あぁ」
言いながら、三洲がビルに視線を向ける。
「アーラーターさーーん!」
「あの、バカ………」
「擦れ違いになっちゃったんだね」
三洲がいるビルが襲撃されていると連絡が入ったとたん真行寺が飛び出し、慌ててあとを追ったものの着いた時にはすでに真行寺の手によって片がついていた。
あちらこちらに伸びているヤツらを捕獲し、さて当の真行寺はどこにいるんだと首を傾げたとき、三洲がビルの上階を指差した。
「あんな上まで行ったら、聞こえなさそうだね」
「まったく、あいつは。なんとかと煙は高い所に登ると言うが登りすぎだろ」
「慌てて出て行っちゃったから、携帯もトランシーバーも持ってないし」
「三洲はさっさと脱出したっていうのに」
邪魔者を殴り倒しながら三洲を探している内に、上まで行っちゃったんだろうけど、エレベーターも止まっているし、あそこまで呼びに行くのもなぁ。
「アーラーターさーーん!」
「どうする、ギイ?」
「仕方ないな」
ギイは指を口にくわえて、ピーッと指笛を鳴らした。
あぁ、名前を呼ぶより、この方が遠くまで聞こえるな。
すると、ひょこっと真行寺が窓から顔を出し、ぼく達を視線に捕らえ……いや、ぼく達ではなく三洲を認識したとたん、忍者のように窓から消えた。
「………3分かかんないだろうな」
「うん……あ、三洲くん、待たないの?」
「あんな恥ずかしいヤツ、待ってられるか」
言い捨てて、三洲は章三の車に乗り込み、その場をあとにする。
「あれだけ自分の名前を連呼されてたら、三洲くんも気まずいだろうけど」
「オレだったら、託生があんな風に呼んでくれたら、無茶苦茶嬉しいぞ」
「ちょっと、ギイ。恥ずかしいこと言うなよ」
「いいじゃん。章三もいないし」
「ギイってば、くすぐったい」
「あの………」
背後からかけられた声にビクリとして振り向くと、
「アラタさんは………?」
真行寺が肩で息をしながら涙目で問いかけてきた。
「三洲なら署に向かったぞ」
「待っててくれなかったんスね」
「真行寺君………」
「アラタさーん!」
半泣きの真行寺を連れ署に戻ったときには、これまた三洲と擦れ違いになり、その夜、署では報告書を書きながら吠える真行寺の姿があった。

「笛」「大きい」「呼ぶ」を使って爽やかな短文を作りなさい。 #voitekatyan http://t.co/sMwEpf1j
またもや祠堂署設定で。ごめん、真行寺。いつも謝っているような気がするけど、こういう印象なんだもん;


2012年08月13日(月)
「あぁ、なぜ、貴方はロミオなの?………で、よかったのかな?」
「そうそう。託生さん、バッチリv」
「でもね、絵利子ちゃん。ここ、55階だから、さすがにロミオは登ってこれないような……」
(注:上ってではなく、登ってを使っております)
「大丈夫!夜のベランダでロミオがジュリエットに告白するのよ!階数なんて関係ないわ!」
「でも………」
「ほら、人目を避けて密会するんだから、多少の危険を伴ったって………」
「多少の危険ねぇ」
「あら、ギイ。どこから登場したのかしら?」
「ドアだよ、ドア!どうやって55階のベランダに登れって言うんだ?!魔法を使ってほうきで飛ぶしかないだろうが!」
「ギイ。そこは、気合よ!」
「お前は、アニマル●口か?!」

greenhouse_rikaさんは、「夜のベランダ」で登場人物が「密会する」、「魔法」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/DjyEjvuU
終わっちゃったけど、オリンピックってことで。


2012年07月26日(木)
コンクリートからの反射熱と、なかなか沈まない太陽にめげて夕方のゲームセンターに入ってはみたけれど。
「エアコン、効きすぎてない?」
「機械は熱に弱いからな。どうしてもこういう場所は温度が低く設定されてるよな」
入った時は「うわっ、天国!」と思ったけれど、汗が引くと急激にこの温度が身に沁みた。隣の誰かさんは、全然大丈夫そうだけど。
「出るか?」
ギイの言葉にしばし考えて首を振る。
エアコンが効きすぎている感はあるけれど、せめて太陽が沈むまでは、あの灼熱の中に出るのはごめんこうむりたい。
そんなぼくを見て、ギイが吹きだした。
「……なんだよ?」
「託生、暑いのも寒いのも苦手なんだよな」
「別にいいだろ。暑くも寒くもない丁度いいのが好きなんだよ」
「わがままなヤツめ」
言いながら、ギイがぼくの髪を撫でる。その手の温かさにうっとりと目を閉じそうになって、ハッとした。
もう!ここは公共の場だってば!
「じゃ、寒がりの託生くんにホットコーヒー買ってきてやるよ。砂糖なしのミルク増量でいいか?」
「うん」
「ナンパされずに待ってるんだぞ」
そう言い置いてギイが自動販売機コーナーに向かった。
ギイってば、ぼくを甘やかしすぎ。……嬉しいけど。

greenhouse_rikaさんは、「夕方のゲームセンター」で登場人物が「髪を撫でる」、「ミルク」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/0eltBoQb
「ミルク」は普通はこういう健全な使い方をするんだよね。うん、普通は;


2012年07月22日(日)
「終わった終わった。託生、帰るぞ」
「うん。って、ちょっと、ギイ近寄らないでよ」
「なんでだよ」
「汗臭いから」
「あー、そんなに匂うか?あいつ逃げ足速かったからなぁ」
「捕まえたからいいじゃない。じゃなくて、ぼくが汗臭いから」
「かっわいいなぁ、託生」
「だから、ひっつくなって」
「はぁぁぁぁぁぁぁ」
「…………どうしたんだ、あいつは」
「うん、また三洲くんにデート断られたみたいで」
「何回目だ?」
「5回目」
「アラタさ〜〜〜ん!どうして貴方はあの月のように遠いんですかぁぁぁぁ?!」
「ポエムってるよ」
「捜査一係の窓でやってもなぁ」
「アラタさ〜〜〜ん」
「仕方ないな。おい、真行寺」
「はい?」
「これ食べるか?」
「………プチビット。アラタさんとの思い出。アラタさんの……うぉぉぉぉおおおん!」
「ダメだ、こりゃ。おい、章三。オレ達帰るぞ」
「こら、待て!こんな真行寺と当直なのか?!」
「くじで決まったんだから仕方なかろう?」
「赤池君、お先〜。お疲れ様で〜す」
「ギイ!葉山!」
「アラタさ〜〜〜ん」
「黙れ、真行寺!」

「月」「遠い」「食べる」を使ってありがちな短文を作りなさい。 #voitekatyan http://t.co/sMwEpf1j
祠堂署設定で。ごめん、真行寺;「月」と聞いて、アルテミスしか思い出せなかったんだもん。


2012年07月16日(月)
裏庭の陽だまり。背後から草を踏みしめる音が聞こえて振り向いた。
「ギイ、縦笛の追試どうだった?」
「追試って言うなよ」
むっすり黙って拗ねた様子のギイのボサボサの前髪を指で梳く。この分じゃ、再追試だな。
「高校生にもなって、なんで縦笛なんだよ」
「文句言ったって仕方ないじゃないか」
祠堂の芸術科目は音楽と決まってるのだから。
「……楽しそうだな、託生」
「そんなことないよ」
ぼくがギイに勝てる唯一の科目。じゃなくて、ギイが唯一苦手な科目。
少しだけ優越感を持ったっていいじゃないか。ギイに勝てるのこれしかないんだから。
「歌のプロデュースなら、オレが勝つのにな」
ギイは横目でチラリとぼくを見て、なにかを思いついたようにニヤリと笑った。
「歌?」
音痴のギイが、歌のプロデュース?
意味がわからないと顔に書いたぼくの頬に楽しそうにキスをし、
「オレ、ベッドの上では託生に歌わすの得意だろ?」
「…………ギイのばかーーーーっ!!!」
ぼくの平手打ちとギイが口唇を寄せたのと、どちらが早かったのかは不明である。

「笛」「ボサボサの」「勝つ」を使って感動する短文を作りなさい。 #voitekatyan http://t.co/sMwEpf1j
短文じゃないけど、短文問題集でした。


2012年07月08日(日)
見上げた小窓から月が見えなくなった。
「ということは、もうすぐ夜明けか」
早朝の密室。冷たい床の上で胡坐をかいて、頭の後ろで手を組んだ。
閉じ込められて数時間。SPが、ここを突き止めるには十分余裕はあったはずだ。
オレを拉致監禁するなんて、どれだけ馬鹿な人間なんだ。ま、その根性だけは認めてやるけどな。
煙草を吸おうと無意識に内ポケットを探った指先に、カサリと薄っぺらい紙の感触が当たった。
託生のコンサートチケット。日付は……今日。
『新曲を演奏するんだ。誕生日プレゼントのつもりなんだけど』
島岡のことだ。オレがこういう状況になっていることは、託生の耳に入れていないだろう。
だからこそ、必ず脱出しなければならない。
オレが、託生との約束を破るはずがないのだから。
四角い紙片に軽くキスをして、内ポケットに滑り込ませた。
さて、どうしてやろうか。
にやりと笑って、靴のかかとに隠してあった小型の銃を取り出した。

greenhouse_rikaさんは、「早朝の密室」で登場人物が「約束を破る」、「月」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/0eltBoQb
やっぱり3つまでかな。恋愛お題ったーでした。


2012年07月05日(木)
小さな歌声が聞こえてきたような気がして目を開けた。
体を起こしコンクリートの壁からそっと覗くと、ほっそりとした愛しい姿が柵に両手を預けて大海原の方向を見つめながら口ずさんでいる。
「部屋ではあまり吸うな」と章三に言われて、朝の一服しようと仕方なく屋上に足を運んだのだが、一日の始まりに葉山の姿を見れるなんて今日はラッキーだ。
何物にも邪魔をされず、葉山にも逃げられず、こんなにじっくりと見つめることができるなんて。
注意深く静かに葉山の歌声に耳を傾ける。優しい柔らかな声。滅多に聞くことができない、葉山の声。
『I would give you anything』の原曲なのか?
曲そのものに聞き覚えはあるものの、歌詞は全く意味が異なる。心に残る歌。これが葉山の本心なのだろうか。
しばらくすると歌声は止み、葉山はドアの向こうに姿を消した。
部屋に戻り章三に聞いてみたら『I would give you anything』のタイトルは知らなかったが、覚えた歌詞を伝えると、
「あぁ、赤い鳥の『翼を下さい』だ」
あっさりとタイトルを教えてくれた。
翼を下さい………。
頑なに殻に閉じこもっていても、いつかは羽ばたきたいと思っているのか?
出来るならば、そのきっかけにオレが携わっていたい。許してくれるのならば、羽ばたく瞬間をオレが見届けたい。
祈りのような小さな願いを秘め、もっと日本を知って葉山に近づきたいと、勉強することを胸に誓った。

「鳥」「赤い」「勉強する」を使って爽やかな短文を作りなさい。 #voitekatyan http://t.co/sMwEpf1j
140文字にはまとめられなかった;短文じゃないし、爽やかでもないけど;

あ、そうだ。『I would give you anything』の翻訳は、こちらにありました。なにが、どうなって「翼を下さい」がこういう歌詞になったんだろ。
⇒http://t.co/tThcIWhI

やっと見つけたよ。
普通バージョンの「翼を下さい」
⇒http://t.co/lb6EmTuQ
英語バージョンの「I would give you anything」
⇒http://t.co/wUb7YRCV
初めて聞いた時の、衝撃をお分けします。


2012年06月30日(土)
「章三、そっちに行ったぞ!」
「止まれ!動くな!」
「どこから入ってきたんだろうね」
「葉山サン、普通に考えたら入り口のドアでしょ」
「おい、こら、逃げるな!」
「ギイも赤池君も、追いかけるから逃げるんだろ?」
「いや、違うぞ、託生。逃げるから追いかけるんだ。哀しき、刑事の性…」
「そんな虫取り網を振り回しながら言っても、さまにならないよ」
『ショーゾー。ショーゾー。ウゴクナ』
「……鳥の分際で生意気だな」
「あ……赤池君の目が据わった」
「焼き鳥にしてやるーーーっ!」
「わわわ、真行寺君、止めてよ!」
「いや、無理っす。あのギイ先輩と赤池先輩を止められる人なんていないっす」
「もう、困ったな。飼ってあげるから、おいで」
「…うわ、葉山サン、鳥使い」
「いい子だね。なにか食べる?」
『タベル?』
「そっか。じゃ、美味しいもの食べに行こうか」
「…この数時間の格闘はなんだったんだ」

「鳥」「困った」「動く」を使ってアホな短文を作りなさい。 #voitekatyan http://t.co/sMwEpf1j
アホと聞いて、なぜか祠堂署が浮かぶってのは、ちと問題かも;


2012年06月29日(金)
greenhouse_rikaさんは、「深夜の海辺」で登場人物が「約束する」、「雷」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://t.co/0eltBoQb

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