愛してる (2002.3)

「愛してる」
耳元で囁かれ、甘く熱く
ぼくの心に届いて溶かしていく。
けれど、同時にぼくは不安になるんだ。
「愛してる」
この言葉にぼくの想いを全部詰め込んで
君に伝えたい。
でも、たった5文字に想いを乗せるには
余りにも短すぎて。
もどかしくて、悔しくて、
もっと別の言葉をみつけたいのだけど……。
その言葉しか思いつかなくて、
夢現の中で呟いてしまうんだ。
だから、せめて君の心に届くように、
ゆっくり噛み締めて、ぼくは口にする。
「愛してる………」
君への想いが、漏れないように。
万感の想いを込めて、
ぼくの心が君に伝わるように………。
ね、ギイ。
ぼくの心、わかってくれた?
 
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