これだけは書けません

ちょっと考えることがありまして、遊びに来ていただいている方に、「そうなんだな」と理解してもらいたいが為に、とりあえず書くことにしました。

えぇっと、Green House残骸は、タクミくんシリーズの二次創作が中心です。
二次創作というのは、根本に原作があって、この人物がこのように動けば、どうストーリーが動くのかというのを、萌えを原動力にして作ってるものです。
そして、私のコンセプト(?)は、「ラブラブ」と「ハッピーエンド」です。

数年前、私がタクミくんファンサイトを知り、この二次創作に足を踏み出した頃のことです。
その頃は、ファンサイトが全盛期で、多数の方が書かれていました。
たくさんのお話が読め、本当に楽しい毎日でした。
でも、二次創作というのは、色々な道を作ることができます。
ようするに、ギイを殺すことも、託生くんを殺すこともできます。
なので、幾つかの「死にネタ」というものを、見ることがありました。

私個人の考え方ですが。
仮に、ギイが死んだ場合。
託生くんは、ストラディバリウスを手に、悲しみにくれながらも、生きて人生を歩むと思います。
そして、託生くんが死んだ場合。
ギイは、後を追うと思います。
だって、彼にとって、託生くんは、生きる理由であるからです。
・・・・・と、私個人は考えてます。

全盛期の頃、「死にネタ」のお話を読むと、託生くんが死んだ後、ギイが後追いをするお話がほとんどでした。
だから、私なりに、そのお話は受け入れてました。
二次創作ですしね。
原作でそうあったら、泣きながら受け入れるしかないわけですが、たぶんハッピーエンドのお話を勝手に考えていると思います。

もう閉鎖されたサイトさんで、書かれた方のお名前は今でも覚えているのですが、「死にネタ」を書かれていた方がいました。
とても文章の上手い方で、もしかしたらオフ活動もされていたかもしれません。
シリーズのように一つ一つ、お話になっていました。

高校時代、二人で海岸に行って、なかなかキスしてくれないギイに、ヤキモキしている託生くん。
卒業後、クリスマスの夜、「あまり吸いすぎないでね」と言いながら、ライターをプレゼントする託生くん。それが、最後の別れだと、託生くん自身わかっている。
部屋に行ったら引き払った後で、連絡が取れなくなった託生くんを探し出して、病室で「バカヤロウ!」と殴っているギイ。
自分の世界を捨て、託生くんに寄り添っているギイ。
「今はいいけど、いつか世界に戻ってね」と、ギイを諭している託生くん。
託生くんが死んだ後、街角でふと遠い目をして立ち止まるギイを、見守る章三。
高校時代に行った海岸を、一人歩いているギイ。

覚えているのはこれだけですが、でも、切なくて、悲しくて、哀しくて、二次創作だとわかってはいるものの、泣きました。
今でも、思い出すだけで、哀しくなります。
だから、私は、「死にネタ」は、書きませんし、書けません。
託生くんとギイは、皺皺のおじいちゃんになるまで、ラブラブなんです。
おじいちゃんになって、老衰で死ぬことになっても、先に行くのはギイです。
そう勝手に思っています。

「ラブラブ」と「ハッピーエンド」
それだけです。
申し訳ありませんが、自分の「萌え」たものしか書けません。
どうか、それを前提に読んでいただければ嬉しいです。
我侭を言って、すみません。


(2011.11.14追記)
追記するのを忘れてました;
書かないと言いつつ、8月に死にネタを書いております。
Secret2内「沈丁花の香りが包み込む時」です。
あちらにも書いてますが、夢で見た内容が頭から抜けてくれず、それなら書いちゃえと書いてしまったものです。
でも「ある意味ハッピーエンド」でもあります。
ただの言い訳ですけどね(苦笑)
 
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