ANGEL(卒業後)

卒業後の数ある選択の中の一つを選んだ話です

Angel (2001.7)

 祠堂学院を卒業して3年。
 オレは親父のあとを継ぐ為にアメリカに、託生は日本の音大に進んだ。 
「一緒に行けない」

翼を広げたAngel (2001.8)

「ニューヨーク時間、明日の午後2時45分。ジュリアード入学の為、葉山がケネディ空港に着く」
 葉山の乗った飛行機が飛び立つのを見届けた僕は、成田の駐車場でニューヨークにいる相棒に電話を掛けた。

舞い降りたAngel (2001.8)

 ぼくはセントラルパークの湖のほとりに立っていた。
 冬のニューヨークは、日本と比べ物にならない程寒い。しかし、今のぼくには外気よりも、心が冷たく凍り付いていた。

舞い降りたAngel〜ギイバージョン〜 (2001.9)*Night*

"タクミ君が、見つかったそうだよ"
 託生を探して街の中を彷徨い歩いていた時、ポケットの携帯が鳴りジェイスが告げた。
 デリンがそのまま家に連れて帰り、風呂にでも入れておくと言う。

Memory (2001.8)

「託生の荷物を取りに行こう」
 ギイの一声で、あれよあれよと連れられて、ぼくは一週間ぶりに日本の地を踏み締めた。

《Lucifer》 入室前のご注意

入室前の注意事項を、必ずお読みください。

 
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