タクミくん映画予告ムービーを見て突っ込んでみよう

タクミくんファンにとって「そして春風にささやいて」と「June Pride-六月の自尊心-」は、数ある話の中でも、特別な存在だと思う。
タクミくんシリーズの土台に位置するというか、そんな感じ?
だから、映画化するとなると、このお話に決定するのは納得できる。
が、丸暗記とまではいかないけど、何百回も擦り切れるほど読んでいる話だからこそ(私が持ってる「春風」の文庫はボロボロです;)、「あれ〜???」というのが出てくる。
 
 
えー、映画の予告ムービーを見ました。
ってか、さっさとマイパソに保存したけど(いいのか?)
そんでもって、さっきから何度も見ているんだけど、見れば見るほど突っ込みどころ満載なんですが?(笑)

まず、どうしてメインキャラとその他の生徒の制服が違うのでしょうか???
普通に考えて、ありえんだろ。
それに、あの色、どうにかならんもんか。
安っぽく見えるってば。

そして、ホテルのツインのような寮の部屋。
あのねぇ、あんなベッド配置してるとね、

「この空間がオレと託生の邪魔をしてるんだ。許せん!」

とかなんとか言って、本当のギイは絶対くっつけちゃうよ?
ついでに、男子校なんだからさ、ピンクのベッドカバーは止めようよ。
なんというか『いかにも』に見えちゃって、ちょっと恥ずかしかった。

そしてそして、『学園のプリンス 崎義一(通称ギイ)』のカレー付きのギイ。
カレーつけてないのでいいってば。
ってか、カレー事件なんて、原作では本当にささいな出来事なんだからさ、カレーをつけてる意味ないと思うよ。
それなら、もっと格好いい写真あっただろうに。
ってか、カレー投げてるの野崎じゃないやん。
高林の取り巻きの一人が投げてるんだよねぇ、あれ。

台詞が変わるのは仕方がないと思う。
小説だからわかるけれど、実際は変えないと意味がわかりづらいってのはあるし。
でも、原作にないエピソードは、ちょっとなぁと思った。
託生くんが野崎に襲われる話なんて、原作にないよ?
二次創作の世界になってしまってるような気がする。
原作と映画は別物と考えないと、ちょっとしんどいかも?

ベッドシーンとかキスシーンとかは、まぁ、あんなものじゃない?。
実写だからね。あそこが限度と言うか、原作でもそんなに描写があるわけでもないし。

歴史ある校舎には見えなかったけど、広大な敷地の祠堂ってのは出ていると思う。
寮の部屋はおんぼろ感出てるけど。
電化製品のコードが壁や天井を這ってるのは、いかにもボロ臭い。
中庭の掲示板も、あんな物だろう。
パンを食べる日溜りは・・・・・・・・別にぽっかりと開いた空間ではないけど、雰囲気はわかる。
ギイと野崎が何故か一緒に走って競っているけど、これだけ見ると、結構さわやか系。
主題歌の「さかさまワールド」が、よりさわやかに見せてるんだろうけど、違和感は感じなかった。

実際の映画は75分(短っ)
この中に「春風」から「裸足のワルツ」まで詰め込むなんて、無茶苦茶なことしてるよなぁ。

・・・・・と、たった2分23秒の予告ムービーで語ってしまった;
映画、本当にどんな仕上がりになってるんだろう。
 
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