9  『永遠』

肌を合わせるたびに感じる、眩暈がするほどの恍惚感。

託生という極上の媚薬を盛られ、何度求めても埋まらない充足感。

そして否応なしに高まる独占欲。

狂気と狂喜の狭間で、託生の奥深くに楔を打ち込む。

決して離しはしない。『永遠』という名の凶器で。
 
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